ジオン注射(ALTA療法)
内痔核の治療に適した日帰りで受けられる治療法です。切除ではなく、注射だけで行うことができるため負担が少ないことが特徴で、翌日から日常生活に復帰できます。治療後の再発率は約10%ですが、再度ジオン注射の治療を行うことが可能です。
ジオン注射は位置や深さ、角度など高い技術が必要なため、4段階注射法という特殊な手技を修得した専門医だけが行うことができます。
結紮切除術
内痔核と外痔核のどちらにも適した治療で、幅広い病変に対応できる根治手術です。
根元を痔動脈を専用のゴム輪で縛り(結紮)、痔の本体を切り取る手術方法で日帰りで手術が可能です。
注射に比べて術後の痛みが強く、出血リスクがありますが、再発率が低いというメリットがあります。
内痔核だけの場合にはジオン注射の方がおすすめしております。
ジオン注射✕結紮切除術(E on ALTA)
内痔核と外痔核を同時にを発症している場合は、内痔核にはジオン注射、外痔核には切除を行うハイブリッドの手術方法です。切除する範囲が小さくなりますので、術後の痛みと出血を抑制できます。また、肛門の機能や排便感覚が損なわないように治療が可能で、根治性も高い日帰り手術です。
COST手術費用目安
ジオン注射(ALTA療法) | 約15,000円 |
---|---|
ジオン注射+結紮切除術(E on ALTA) | 外来の場合 約18,000円 |
結紮切除術 | 外来の場合 約17,000円 |
肛門ポリープ切除術 | 外来の場合 約4,000円 |
健康保険適用で3割負担の場合の費用の目安です。症状や麻酔方法などによって費用は異なります。