腹腔鏡下胆嚢摘出術

腹腔鏡下胆嚢摘出術とは

腹腔鏡下胆嚢摘出術とは当院では胆嚢摘出手術に関して、3~10mmの穴を4つ開けるだけで可能な腹腔鏡下手術を行っています。傷が小さくてすみますのでお体への負担が大きく軽減され、治りも早く、合併症や後遺症が起こりにくい手術とされています。

腹腔鏡下胆嚢摘出術の特徴

従来の開腹手術では大きく切開するため10日前後の入院が必要でしたが、腹腔鏡下胆嚢摘出術では日帰りで受けていただけることが大きな特徴となっています。
さらに術後の消毒や抜糸の必要がない特殊な生体用接着剤または外科用テープで傷口を固定するため、傷口も半年から1年ほどでほとんど目立たなくなります。

腹腔鏡下胆嚢摘出術の内容

3~10mmの穴を4つ開け、細長いカメラを挿入して、内部をモニターで観察しながら手術を行います。4つの穴に挿入するものは、カメラの他、鉗子、電気メス、超音波凝固切開装置などです。全身麻酔を用いますが、鼻や尿道に管を通すことはなく、手術自体の所要時間は30分ほどです。術後、約2時間で歩行可能になり、術後約5時間後にはご帰宅いただけます。
なお、全身麻酔を用いるため、呼吸器や心臓に疾患がある方や高齢の方はこの手術を受けられないこともあります。

手術後の過ごし方

手術後の過ごし方消毒や抜糸は必要ありません。

  • 当日:軽い夕食が可能です。
  • 翌日:シャワーが可能になります。
  • 翌日からの食事:特に制限はありませんが、できるだけ脂肪分の多い食事は避けましょう。
  • 入浴:術後、3日目から可能です
  • お仕事への復帰:個人差がありますが、3~4日後には復帰可能です。

手術費用

当院で行っている胆石症や胆嚢ポリープの手術費は、3割負担で約10万円となっており、入院費用がかからないため経済的な負担が軽減されています。
なお、健康保険では高額医療の限度額を越した差額分の返金があります。さらに、この手術は生命保険の契約内容によって手術給付金の対象となりますので、ご契約している生命保険会社にご確認ください。

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